3.資金計画に失敗する3つの理由

925551_s.jpg

1つ目の理由は、

『土地と建物以外の費用について、
事前にしっかりと計算出来ていない』

ということについてからです。




家づくりを真剣に考えているあなたなら
"諸費用"という言葉は聞いたことがありますよね?

でも、諸費用とは一体どういった費用なのか?
ということについてまでは、
具体的には理解されていないと思います。




実際、他の住宅会社を回ってこられた方に、
『土地と建物以外に、どういった費用が
どのくらいかかるのか知っていますか?』

という質問をすると、不思議なほど
同じような答えがいつも返ってきます。


4530198_s.jpg



『大体150万ぐらいですか?』という答えが・・
おそらくこれらは、家を買う時に絶対にかかる
"登記費用""火災保険" 
そして"住宅ローン借入のための費用"のことを
指すのだと思いますが、果たして土地と家以外に
それらの費用だけを負担すれば、
本当に住めるようになるでしょうか?




...そうですよね。ならないですよね。

その家に住めるようにするためには、
土地を買って家を建ててからも
必要なものがありますよね。


3335604_s.jpg


例えば、新居にあわせて購入する
ダイニングテーブル&チェアーのセットや、
リビングにおくソファーやローテーブル、
それからテレビボードなどの家具代金。

また、新居に移るまで買い替えを我慢している
テレビや冷蔵庫、洗濯機などの家電製品などですね。

また、せっかく家を建てるのですから
エクステリア(庭)だってキレイにしたいですよね。


さらには、今住んでいるところから
移転するための引越費用だって
必要になってきますよね。




この他にも、購入する土地によっては必要に
なってくる費用が出てきたりするわけですし、
出るか出ないかは調査してみないと分かりませんが、
地盤改良費用だって予算計上しておかないと
もしもの時に困ったことになってしまうので、
忘れずに計上しておくべき経費ですよね。


4788177_s.jpg


これらの費用については、大なり小なり
個人差がありますが、ざっと考えただけでも
これだけの項目があります。

家づくりでは、最初にこの細かい諸費用のことまで
しっかり考えていないと、思わぬ出費が重なって
お金が足りなくなってしまったり、
大幅な予算オーバーを招いてしまったりするんですよね。




ですから、
『資金計画』をする際には、
これらの費用を曖昧にではなく、
出来る限り具体的に算出して
いただければと思います。




e4265a84568f2d71457f8b46a1cf8648_s.jpg


では続いては、2つ目の理由の
『大事なお金のことを後出しする建築会社が多いため、
建物にかかる具体的な金額が把握出来ない』

ということについて、
お伝えしていきます。




2827727_s.jpg


あなたが、住宅展示場や見学会に
参加されたことがあるなら、
『この家はおいくらですか?』という質問を
されたことがあると思います。

住宅会社によってその答えに
大きな開きがあったりして、
一体何が普通で正しいのか、
何を基準にどう考えればいいのかが、
いまいちわからなかったりしませんか?


535560_s.jpg


実を言うと、住宅業界では価格表示の
仕方について全く基準がありません。

つまり、"住宅会社によって価格表示がバラバラである"
ということなのです。

この基準がないことで、全ての住宅会社が
安く見せようと思えば
安く見せかけることが出来るし、
高く見せようと思えば
高く見せかけることだって
出来てしまいます。
(わざわざ高く見せかける会社はないと思いますが...)




もう少し具体的にお伝えすると、
少しでも多くのお客さんに
来て欲しいと思っている住宅会社は、
チラシやホームページなどで、
パッと目に入る価格を安く表示しようとします。

また、やたらと契約を急かすような住宅会社は、
他の住宅会社よりも価格を安く
感じさせるような見積書を作ります。


f714b285c99ac9734d33c94ddcde15e7_s.jpg


その価格だけでは住むどころか
建つことも出来ないような・・
そして、契約した後で、あるいは契約の
一歩手前になって、いきなり別途費用に
ついて打ち明けられることになります。

これでは、予算が狂ってしまうので、
後から困ったことになってしまいますよね・・・




また、多くの方の判断基準の一つとなっている
坪単価表示を、競合している他社よりも安く
見せかけるためのトリックを使う住宅会社も
あります。

消費者心理を上手くついた作戦ですね。
このトリックはプロである私なら分かりますが、
初めて家づくりをされるあなたには、
絶対に分からないと思います。


4530195_s.jpg


この坪単価トリックは、

✔延床面積と総施工面積の違い

✔尺モジュールとメーターモジュールの違い

✔本体価格と付帯価格とオプション価格

この3つを使って巧みにつくられているのですが、
これらについての詳しい説明は、
後日お伝えさせていただこうと思っているので、
ここでは割愛させていただきます。




結論としては、安く見せかけることで、
より多くの方を引き付けることは
そう難しいことじゃなく、事実そうしている
会社が少なくないってことなんですよね。

何度も言うようですが、住宅会社は、
大事なお金の話を後出ししようとしがちです。

また、『安さ』以外の価値や家づくりで
大切なことが伝えられないことから、
『安さ』を売りにしてお得感を感じてもらおうとしがちです。




1898511_s.jpg


だから、あなた自身がしっかりと知識を
付け惑わされないようにすることが大事です。

そして、あなたが住宅会社から最初に提示される
『入口価格』だけで判断するのではなく、
住めるようになる『出口価格』がいくらなのかを
しっかりと把握した上で判断する
ようにしましょう。

そうすることで、契約した後、
予想外の出費に悩まされることがなくなります。

予算オーバーし、頭を下げて親にお金を借りたり、
お金の工面に四苦八苦しなくて済むようになります。
ですから、表示価格の安さに惑わされないように

気を付けていただければと思います。




4228660_s.jpg


では最後に、3つ目の理由についてお伝えします。

それは『住宅ローン選び』です。

これが『資金計画』で失敗する最大の要因です。

家づくりにおいて、お金のことというのは
誰もが後回しにしてしまいがちなことなのですが、
とりわけ『住宅ローン』となると
難しいとか理解しづらいといった理由から、
最も後回しになりやすいのではないでしょうか?

特に、面倒臭がりだったり、
数字に苦手意識をお持ちの方などは
出来れば避けて通りたい壁だと思います。
(住宅営業の方でも無知な方がたくさんいるぐらいですしね)




実際、『住宅ローン』は情報量が多い上、
聞き慣れない言葉がたくさんあります。

ですが、ポイントさえしっかり押さえれば、
決して難しいことではありません。

きちんと理解していただくためにも、
ゆっくりお伝えしていきたいと思います。

ちょっと取っ付きにくく難しいと
感じるかもしれませんが、じっくりと
読んでいただけたらと思います。




4763424_s.jpg


それではまずは質問です。

住宅ローンの種類って一体どれくらいあるでしょうか?

下記の3つの中から選んでください。

1.約50種類

2.約500種類

3.約5000種類

さあ、どれでしょう!?

・・・

正解は、3番です!!




なんと、約5000種類もあるんです!!
そして、あなたは、その中からあなたに
ピッタリの住宅ローンを1つだけ選ばなくては
いけません・・・






と聞くと、余計難しく感じさせてしまった
かもしれませんが、その全てが全く違う
商品なのか?と言うとそういうわけではなく、
実は大きく分けるとたった3種類しかなく、
それをそれぞれの金融機関が条件を変えて
リリースしているというだけです。




4826755_s.jpg


その3種類が何かというと、
"変動金利""固定金利選択型金利"
"固定金利"です。

変動金利とは、
その名の通り金利が変動していくもの。

固定金利選択型は、最初の一定期間だけ金利が
固定されるもの。

固定金利とは、ずっと同じ金利が続いていくもの。




住宅ローン選びというのは、
この3種類のうちのどれが自分に
最もピッタリ合うかを考えて選ぶだけなんですよね。






4.3つの住宅ローンの特徴

プラン集プレゼント

  • 小冊子
  • イベント