「持ちやすさ」とサイズ感の関係

IMG_5767.jpg
昨日のDIY WORK SHOPありがとうございました。

今回は『一輪挿し』づくりをしました。

やすりをかけたり、好きな色にペイント
したり、何かひとつのことに集中する時間
というのはとても心が落ち着きます。

色使いもとても綺麗で
素敵な作品ができました。



さて、今回の【「持ちやすさ」とサイズ感の関係 】についてです。



460405_s.jpg
以前ブログで、畳のサイズに
ついてお話ししました。

畳は、地域によって多少違いは
あるものの、概ね約90cm×約180cmで
作られていて、人が座って使う
スペースは半畳、寝転がると1畳使い、
両手両足を広げて寝転がると2畳
つまり1坪のスペースを使います。


このサイズ感は、畳のほかにも
「持つ」という場面でも活かされています。
3559411_s.jpg
物を持つときに、「腰で持つ」
という表現を耳にしたことが
あるのではないでしょうか。

重い荷物を持つときは、腕ではなく
腰の力を利用するという意味で、
こうすることで体にかかる負担を
軽減することができるのです。



実はこのことが、住まいや道具の
サイズ
にも影響を与えています。

例えば日本で昔から給仕の際に使われてきた、
「長手盆」と呼ばれる大きなお盆や、
四隅を切った形になっている「隅切膳」
と呼ばれるお膳は、幅が36cmであり、
これは日本人の標準的な腰幅と
同じサイズ
になっています。


12256.jpg
旅館の仲居さんが片付ける食器の量は、
並大抵ではありません。

これ以上の幅だと、かえって
持ちにくくなってしまうのです。

お皿をたくさん乗せたり、重ねて
積んだりしても重くないようにする、
まさしく「腰で持つ」工夫です。

20本入りのビールコンテナも、
短い側が36cmになっていて、
こちら側を持つと、高さが約30㎝で
重さが20kgにもなるコンテナを
楽に持ち上げることができるのです。



さらに、長手盆や隅切膳を持つときには、
お盆やお膳の幅36cmに両手の厚み約9cmを
加えた45cmが必要になるため、
これが肩幅とほぼ同じになるのです。

お盆やお膳を持った人が二人すれ違う
ためには約90cmが必要なので、これが
廊下の幅となり、畳の寸法・サイズの目安となっています。



このような36cmと45cmというサイズ感は、
座席の作られ方にも隠れています。
61131_s.jpg
電車の7人掛けシートで、一人でも
無作法に座っている人がいたり、
体格の非常に大きな人や外国の方が
数名いたりして、全体的に窮屈になって
しまっている、そんな経験を
したことはあるのではないでしょうか。

これは、一人当たりの腰幅=日本人の
平均的な腰幅36cmを基準として、
電車のシートが作られているからなのです。


そのため、無作法な人がいたり、
平均的な腰幅よりも大きな人がいたりすると、
全体的に窮屈になってしまうのです。

この電車に比べ新幹線の座席は、
もう少しリラックスして座れるようになっています。

これは、2人掛け席や3人掛け席の
両端座席を44cm、3人掛け席の中央座席は
両肩がぶつからないように46cmを
基準に作られているからなのです。


ちなみに、グリーン車の座席幅は
50cmであり、わずか5cm程度座席幅が
広がっただけでも、座りごことが
大きく違うことを実感できます。



先に、畳は短い方の幅が約90cmと
お伝えしましたが、細かく言えば
中京間は91cm、京間は95.5cm、
江戸間は85cmです。そのため、
京間だと楽にすれ違え、
江戸間だと窮屈になるのです。

物を持つとき、持って歩くとき、
1つの参考としてみてください。



上山市・山形市・南陽市で住宅をお考えの方
新築(注文住宅)・リノベーション・リフォームのことなら

BELLS HOUSINGにお気軽にご相談ください。

10月の暮らし 2020 ②

IMG-5707.pngIMG-5634.jpg
だんだん朝晩の肌寒さが増してきましたね。
先日、家の庭で「芋煮会」をしました。
家族のみなので小さな芋煮会ですが・・・(笑)

子供たちにも火のおこし方から
覚えてほしかったので、
薪を割るところから行いました。

缶のバケツに穴をあけて
鍋は何とごはん窯!
即席芋煮会セットの完成です。

いつも体験できないことで
とても楽しそうにやっていたので、
いい経験になったのかなと感じます。

山形の秋の風物詩を出来て満足!
少しずつ冬支度に入ります。



さて、今回のテーマは、
【10月の暮らし②】についてです。



【 収穫の秋、食欲の秋です! 】
4044707_s.jpg
収穫の時期である秋には、食材が
他の季節と比べても豊富に採れ、
旬の食べ物がたくさんあることから、
「食欲の秋」と言われるようになったそうです。

食欲の秋らしい雰囲気をキッチンや
ダイニングで演出するには、季節の
果物を飾るのがいちばん簡単な方法。

鮮やかな柿や真っ赤や黄色いりんごを
お皿に盛って、テーブルの真ん中に
置くだけで、ダイニングの表情も
秋らしく一変。素敵なボウルや
バスケット、大皿を選んで、
テーブルのセンターピースを
ダイニングのフォーカルポイントに
すると素敵です。

秋の食材がお店に並ぶと、料理も
楽しくなりますね。今年の秋は、
新しいレシピにチャレンジ
してみてはいかがでしょう。

でも食欲の秋だからこそついつい
食べ過ぎてしまいがち。

年末のクリスマスやお正月も
まじかに控え、今のうちに
ヘルシーな食生活も習慣づける
ように心がけましょう。



【 「読書の秋」を満喫しましょう 】
1220330_s.jpg
秋といえばもうひとつ、読書の秋でも
ありますね。外が冷えてくると家の中で
過ごす時間が長くなることも
本を読みたくなる理由のひとつかも
しれません。今年は特に家にいる時間が
長いこともあり、本を読む機会も
おおかったのではないでしょうか。

読書日和の日には、クッションを
背もたれに、ひざ掛けを掛けて
ゆったり本を読むのも秋の楽しみ。

新しい本はもちろん、古い本を読み返す
という行為は、どこかホッとさせてくれる
のもあります。

何年か前に読んで好きだった本を
この秋にもう一度、本棚から取り出して
読んでみてはいかがでしょう?



【 ベットルームを秋仕様に 】
1643508_s.jpg
夜はだんだんと冷えるようになってきました。
秋冬用の布団や毛布を取り出している方も
多いのではないでしょうか。

ベットリネンも本格的な秋仕様に模様替えしましょう。

ベットやデュベカバー、枕やクッションにも
こだわって演出をしてみませんか?

秋冬のベットルームは「レイヤー」が鍵です。
枕やクッションをたくさん積んだり、
布団やブランケットを重ねて、ふわっとした、
今すぐ潜りこみたくなるようなベットに
しつらえてみましょう。足元も冷えるので、
床にラグを敷くと便利です。




上山市・山形市・南陽市で住宅をお考えの方
新築(注文住宅)・リノベーション・リフォームのことなら
BELLS HOUSINGにお気軽にご相談ください。