親の土地に家を建てる時の注意点とは? No.1

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今は卒園・卒業シーズンですね!

卒業を迎えて新しい生活にワクワク
してるのではないでしょうか。

今年度は新型コロナウイルスの影響で
学校行事や生活が制限されてしまう
厳しい年でしたが、この年を
乗り越えた子供たちは本当に
頑張ったなぁと感じます。

大人も暮らしの変化に戸惑うことが多く、
我慢やもどかしさを感じる場面も
ありました。

これからの新しい暮らしに寄り添い、
私たちができることを精一杯行ってまいります!



さて、今回は【 親の土地に建てる時の注意点は? 】です。



○親の土地に子どもが家を建てたらどうなるの?
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「敷地の空いているところに建てればいいんじゃない。」

「生前贈与は高いって聞くから、貸したことにするから。」

・・・果たしてこの話、
うのみにしていいでしょうか。
いけないでしょうか。


家を建てるのは、ほとんどの方にとって
一生に一度のことで、そして、
一生のうちで一番高い買い物になるでしょう。

そんな人生の一大事に、
たとえ親や兄弟であろうとも、
人から聞いた話だけで
行動していけないのです。



不確かなことは、確かなことに。

「もし」や「だろう」は、
一つ一つ解決していかないと、
新築一戸建てにはたどりつけません。

家族の形がそれぞれが違うように
家づくりもそれぞれが違うのです。


それでは、親御さんの言葉のどこに
不確かな要素があるのか、
一つずつチェックしていきましょう。



〇住宅ローンを借りる時は、親の土地も担保になってしまう!
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親の土地に家を建てる場合でも、
新築する建物だけでなく、
その土地も担保に入れることになります。

住宅ローンの借入は、建物にしか使わないのに・・・
と思われるかもしれませんが、
「万一」の時にはマイホームを売って
返済することを考えていただければ、
なぜ土地も担保になるのか
わかっていただけることと思います。

(上物の価値はすぐ下がりますが、
土地の価値は下がりにくいからです。)


親の土地に家を建てようが、
土地も含めて丸ごと担保に入れるのが原則です。



そこで、対策のひとつとして
「分筆」が考えられます。


土地は「筆」ごとに登記されているため、
担保に入れるのは筆ごととなります。

そのため、1つの筆の土地に親の家があって、
余裕のあるスペースに家を建てる
といったケースは要注意です。



親の家まで担保に入ってしまうことを
避けるため、土地の筆を分けて(分筆)、
必要なところだけを担保に入れるようにしましょう。

※ただし、分筆には費用がかかります。
50万円前後と心積もりしておきましょう。




〇物上保証と連帯保証の違い

親の土地を担保に入れる場合、
金融機関によって、物上保証人
連帯保証人か、親の立場の扱いが異なります。

物上保証人であれば、債務を負担したわけでは
ないので、万一の時に担保にいれた土地を
失うことはあっても、それ以上の責任を
問われることはありません。
(物上保証は有限責任)

連帯保証人となると、住宅ローンの返済が
滞った場合に、返済の義務まで
負うことになります。
(連帯保証は無限責任)

いずれにせよ、どちらの立場になるか
しっかりと確認し、親の理解を得ることが
必要不可欠です。



今回はここまで!
次回続きをお届けします★




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