資金の話④ ~元利か元金か、どちらを選びますか?~

最近は全く雪も降らず、12月の感じが
しませんでしたが、今日から雪で
年末年始にかけて寒波がくるという予報ですね。

新年を気持ちよく迎える為にも、
今日はココ!と決めて、
一気に大掃除をすると疲れてしまうので、
少しづつ進めるのも良いのではないでしょうか。

私も少しづつ時間を見つけて
やり切りたいと思います!
(結局ギリギリになってしまいますね・・・)




前回の【 資金の話 】を引き続きお話します。

住宅ローンの返済方法には2種類あります

住宅ローンの返済方法は、元利均等返済と
元金均等返済の2種類があります。

どちらを選ぶとよいのか、検証していきましょう。



ほとんどの人は元利均等返済

元利均等返済とはどういうものかというと、
金利が変わらない限り返済額が常に
一定になる住宅ローンです。

このとき、返済が進むにつれて、返済額に
占める元金と利息の割合が変わっていきます。
元利均等返済.png
住宅ローンでは、初めは利息ばかり払っているということを
みなさんも耳にしたことがあるかもしれませんが、
初めのうちは元金に比べて利息の割合が多いです。

返済が進むにつれて利息分が占める割合が
どんどん減っていくことになり、
返済額に占める元金と利息の割合が
毎月変わっていきます。

この返済方法は、金利が変わらない限り
毎月の返済額が一定で、元金と利息の合計を
均等に返済していくので、元利均等返済と呼ばれます。




もう1つの住宅ローン返済方法、元金均等返済

こちらについては詳しく教えてもらえる機会が
少ないのではないでしょうか。

これはどのような返済方法かというと、
住宅ローンで借りた借入額の元金を、
毎月均等に返済していくという方法です。
(筆者の父親も、この元金均等返済でした。)

例えば、2400万円を20年で返す場合、
元利均等返済であれば、元金の年間返済額は
120万円になります。

元金均等返済.png


住宅ローンの返済額が毎月減っていく

それに対して利息分が毎月変化していくことになります。
元金の返済が進むにつれて利息は減っていきますので、
一番初めの年の返済額が一番高くなります。

返済が進むにつれて、元金と利息を合わせた
毎月の返済額が減っていくことが
この返済方法の特徴です。

ですから、今はまだお子さんが小さくて
あまりお金がかかっていないけれども、
将来的に子供にかかるお金が増える時期には
住宅ローンの負担を減らしたい、
という考えの方に向いている返済方法だと言えます。



元利均等返済と元金均等返済、どちらが有利なのか?

住宅ローンの借入額2000万円
返済年数35年、金利は最初から最後まで、
ずっと2%という条件で比較してみます。

元利 ・・・ 当初 66,262円 / 月
総支払額 27,825,861 円

元金 ・・・ 当初 80,952円 / 月
総支払額 27,016,463円

→ 差額  約81万円

このように、単純比較すると
元金均等返済のほうが有利になりました。


しかし、例えば元利均等返済で
毎月約81000円返済するとすれば、
返済期間は35年から27年へ短縮でき、
元利均等返済のほうが約110万円も
返済額を抑えることができます。



住宅ローン2つの返済方法まとめ

それでは、今回の内容をもう一度振り返ってみましょう。

・元利均等返済は金利が変わらない限り返済額は一定

・元金均等返済は初めが1番返済額が多く、
毎月減っていく。

・単純比較では、元金のほうが有利

・返済額をそろえると、元利のほうが有利



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