地鎮祭とは?

setubunsou.jpg
昨日は山形市内で最高気温が20度を超え、
4月並みの暖かさでしたね。

上山市内でも節分草や福寿草が
咲き始め、少しづつ春が近づいて
きているのを感じます。

これから暖かくなったり、寒くなったりを
繰り返して春になっていきます。

気温変化で体調崩しませんよう、
ご自愛ください。





今回のテーマは、
【 地鎮祭 】についてです。



【 地鎮祭とは 】
170d5a1d44c2d90c918d30aff87044ba_s.jpg
弊社の家づくりのセレモニーに関しては、
近年は工期との兼ね合いやお施主様のご希望もあり、
行うもの・行わないものがございますが、
当社で家づくりをされる方の中では、
地鎮祭に関しては多くの方がご希望されます。

この「地鎮祭」とは、お家を建てる際に、
神様に工事の無事や安全と建物や家の
繁栄を祈る儀式のことです。
ちなみに「とこしづめのまつり」
と読むこともあります。

お供え物をし、祝詞をあげ、
お払いをして浄め、施主が初めて
その土地にクワやスキを入れます。

もともとはその土地の氏神様を
祀っている神社が地鎮祭をしていましたが、
近年では最も近い場所にある神社に
依頼することが多いです。


≪ 地鎮祭の日取り ≫
地鎮祭は、慣例的には地鎮祭の吉日とされる
大安、先勝、友引のいずれかの日の、
午前中に行います。神社への予約、
飾り付け等の手配や準備は施工会社に
依頼するのが一般的です。

出席者は多くの場合、施主、施工会社、
工事関係者、神職です。



≪ 地鎮祭の主な流れ ≫

地鎮祭では神様に捧げものをし、
お祓いや祝詞をあげたあと、施主、
施工業者が初めて鍬や鋤を入れ、
工事の無事を祈ります。

全部で80分~100分くらいで、
以下のような流れで執り行います。



09c3030970535ec8f2179f024ca2b9fc_s.jpg
1. 修跋の儀 (しゅうばつのぎ、しゅばつのぎ)
まずは祭壇、土地、参列者をお浄めします。

2. 降神の儀 (こうしんのぎ)
神様をお迎えします。

3. 献饌 (けんせん)
神様にお供え物を差し上げます。

4. 祝詞奏上(のりとそうじょう)
神様に祈りの詞をささげます。

5. 切麻散米(きりぬささんまい)
神職が工事を行う土地を清めます。

6. 地鎮の儀 (じちんのぎ)
その土地で初めて草を刈る「刈初(かりぞめ)」、
初めて土をおこす「穿初(うがちぞめ)」、
初めて土をならず「土均(つちならし)」と行い、
最後に神職が鎮め物を納めます。

7. 玉串奉奠 (たまぐしほうてん)
※玉串:榊(さかき)などの常緑樹の小枝に、
紙のヌサ(幣)と言われるもの、
または木綿(ユウと言われるもの)をつけ、
神前に供えるもの玉串奉奠(たまぐしほうてん)とは
神前に玉串を捧げること、謹んで供えることを言います。

8. 撤饌 (てっせん)
お供え物をお下げします。

9. 昇神の儀 (しょうじんのぎ)
神様にお帰りいただきます。

10. 閉式の辞(へいしきのじ)
地鎮祭の終了を告げます。

11. 神酒拝戴 (しんしゅはいたい)
用意した湯のみまたは神コップを参列者に手渡し、
祭壇にあがっていたお神酒を注ぎます。
お神酒が、参列者に行き渡ったら、全員で戴きます。

12. その他
地鎮祭で神職が納めた「鎮め物」は、一旦、
施工業者に預かってもらい、
適当な時期に地中に納めてもらいます。

お供えしていた塩、酒、米、お神酒は
土地の四方の方角の土の上に撒きます。


≪ 地鎮祭の服装 ≫
神様をお迎えする儀式なので、
ネクタイ着用が基本ですが、
個人宅の場合にはそこまでこだわりませんので、
事前に住宅会社と相談すると良いでしょう。



838d645a8390830c723c51d512fcc489_s.jpg
≪ 地鎮祭にかかる費用・お金・相場 ≫
地鎮祭に必要な費用としては、
神職に支払う費用と、施工業者に支払う費用、
ご自身で用意するものの費用があります。

神職に支払う費用:
・初穂料、または玉串料など・・・謝礼の表書きを「
御初穂料」「御神饌料」「御玉串料」
と書くことから、地鎮祭の謝礼の事を
初穂料と言います。(2~5万円くらいが目安)

・お車代・・・神職が自分の車などで
来られる場合、白封筒に「お車代」として、
5千円~1万円くらいを包んだものをお渡しします。


施工業者に支払う費用:
・祭壇その他準備費用・・・祭壇その他の準備は
施工業者に一任することが多く、
1万円~5万円くらいが目安です。

テントなどを設営してもらうと更に
金額が上がりますが、一式を神社で借りる
方が安あがりな場合もあります。

ご自身で用意するものの費用
・お供え物関係の費用
・・・米や塩などの
お供え物やお神酒、湯呑みまたは紙コップなどを
用意するのにかかる実費です。

・ご祝儀・・・棟梁、大工、職人、
現場監督、作業員などにご祝儀を渡します。
※必須ではありません



e70900b1aadff770b883da76a2dadaca_s.jpg
以上、地鎮祭に関して、昔からの慣習を含め
詳しく書かせていただきました。
このように書くと手間もお金も
随分かかるように感じますよね。

たしかに昔は上でお伝えしたように
80~100分の時間と10~20万円程度の
お金をかけ、親戚中を呼んで
行うようなものでした。

しかし最近では35,000円前後の費用と
30~40分程度の時間で、以前よりもずっと
気軽に行えるようになっているケースが
ほとんどです。面倒な段取りも、
多くの場合住宅会社が行ってくれます。



当社では、家づくりを生涯で最も
大きなイベントの1つだと考えていますので、
できるだけ多くの方がお気軽に
セレモニーを行っていただけるよう、
ご相談させていただいております。






上山市・山形市・南陽市で住宅をお考えの方
新築(注文住宅)・リノベーション・リフォームのことなら
BELLS HOUSINGにお気軽にご相談ください。

PageTop