地震に強い構造

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春分の日とは国民の祝日に関する法律、
いわゆる祝日法によって定められている祝日で、
「自然をたたえ、生物をいつくしむ」
ための日とされています。

というのも、この日は本格的な春の到来と
告げる日と考えられていて、
ここから暖かさも増していきます。

本日は最高気温19度にもなるそうです。
明日からはまだ気温も低いようですが、
今日だけでも春の気分を味わえそうですね!



今回のテーマは、
【 地震に強い構造 】についてです。



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東日本大震災から9年。
その日以降、大小さまざまな地震の相次ぐ日本列島。

それに伴って、家づくりに際しても、
住宅に対して「地震に強い」ということが
一層求められるようになりました。

当社を訪れる方のこだわりでも、
「外観」「内観」「間取り」「収納」etc...
といったことに加え、「地震に強いこと」
を重要視される方が大きくなってきました。



昔から「人生最大のお買い物」と言われる家づくり。
地震では、それこそ何千万円もかけて建てた家が、
一瞬のうちに倒れてしまう可能性があるのです。

もう一度建てようと思っても、
費用的にも時間的にも、なかなかすぐに
建てられるものではありません。



だからこそ、そもそも地震大国である日本では、
様々な地震への対策が家づくりの中で
講じられてきました。



例えば、一般的な「木造軸組工法」では、
木の柱で部屋の枠組みを構成しますが、
壁の四角くなっている部分では対角線上に
「筋交い」と呼ばれる木材を加えることで、
地震への対策としています。

他にも建物の土台と、建物の下のコンクリートの
基礎部分を「アンカーボルト」という金物で
固定することで倒れにくくしたりもしています。



しかし最近では大きな地震が多くなり、
家づくりでの地震への備えは、
今まで以上に求められるようになってきました。



では、この地震への備えとしては、
どのようなものがあるのでしょうか。

ここ最近では「耐震」、「制震」、「免震」
といった建築技術が一般に広く知られるようになり、
お客様からもこれらの言葉を聞くことが多く
なりました。

とはいえ、それぞれの工法の違いについて
十分に理解している人はまだまだ少ないのでは
ないでしょうか?

これから家を建てる人にとって、もはや最大の
リスクといっても過言ではないような地震。

建物の地震対策がどのような工法で行われているか、
その違いだけでも知っておいてほしいと思います。




「耐震構造」~地震の揺れに耐える構造
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現在の大半の住宅で採用されており、
地震に対しては「建築物が倒壊せず、
住人が避難できること」を前提に建物の強度で、
揺れに耐える構造です。

壁や柱を強化したり、補強材を入れたりすることで
建物自体を堅くして振動に対抗します



「制震構造」~地震の揺れを吸収する構造
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建物内部に錘(オモリ)やダンパーなどの
「制震部材」を組み込み、地震の揺れを吸収する構造です。
(上階ほど揺れが増幅する高層ビルなどの
高い建物には、非常に有効な技術です。)




「免震構造」~地震の揺れを受け流す構造
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建物と基礎との間に免震装置を設置し、
地盤と切り離すことで建物に
地震の揺れを直接伝えない構造です。



「耐震構造」、「制震構造」、「免震構造」の
大まかな特徴としては、以上の通りですが、
次回はそのメリットやデメリットについてお伝えします。






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